1. HOME
  2. 子育てナビ
  3. 子育てを支援する施設・事業の紹介
  4. 社会福祉法人いなほ会 わらしべ保育園

社会福祉法人いなほ会 わらしべ保育園

保育園について、剣持園長にお話をうかがいました。
 
-保育園について教えてください。

保育園は、「保育に欠ける子ども」を見るところです。保育に欠けるとは、保護者が働いていたり、昼間に子どもを見ることができなかったりする家庭のことをいいます。ただ、平成27年度から、制度が変わり、「保育を必要とする」と表現が変わります。これは、介護が必要な家庭や、保護者が病気であったり、子どもが保護者から虐待を受けていたりなど、保育を必要とする子どもが増えているためです。これまでは、育児休職中だから保育園を辞めてください、と通知する自治体もありましたが、その制度が変わります。つまり、今までよりも幅広い家庭が保育園を利用できるようになります。


剣持園長

保育園には子育て支援センター制度というものがあり、地域の中で保護者が孤立しないように情報交換できる場を設けたり、保育園の職員が相談にのったりしています。核家族化が進み、排泄の自立はどうすればいいのか、離乳食はどのように食べさせればいいのかなど、子育てについて相談できるところが少なくなっている中、子育て支援センターが果たす役割は多くなっています。

保育園は11時間開所が義務づけられています。延長保育制度もあり、11時間の開所と、それ以降も何時間か開所しています。延長保育はほとんどの保育園で行っています。日曜保育を行っているところもあり、日曜保育のニーズはあって、とくに、日曜日に出勤するサービス業関係の保護者の利用が高くなっています。また、保護者の病気や入院などの事情で、週に数回だけ子どもを預けたいといった一時保育も行っています。こちらは予約制で週3日以内を対象としています。

障がいを持っている子どもの受け入れも行っていて、身体障がい児や発達障がい、ダウン症などの子どもも受け入れています。

昨今は、1歳になると保育園は定員でいっぱいになるため、保護者は育児休暇を早めに切り上げて入園させようとすることが多くなったと思います。

働いている保護者はどうしても子どもとの接点が少なくなります。日中は保育園での生活が多くなりますので、保育園の役割は大きいと思います。おむつを取る練習なども保育園で行っていますので、保護者から喜ばれることが多いです。

保育園にも私立と公立がありますが、差はほとんどないと思います。あるとすれば、わらしべ保育園では生まれて57日後から対応していますが、公立の場合は、園によっては1歳からというところもあります。

 
-保育園の1日のスケジュールを教えてください。

保育園により多少の違いはあるかと思いますが、子どもたちは9時に登園します。これは就学を見据えて、9時までに登園するよう指導しています。10時ごろは外遊びをします。この時間帯は外遊びだけではなく、習字や散歩など、様々な活動をします。例えば5歳の子どもたちは、みんなで同じ本を読みあったりしています。11時30分~12時30分までは昼食の時間です。昼食後はお昼寝の時間になります。子どもたちはお昼1時~3時までの間、休みます。先生もこの時間は一緒に休んだり、今日の出来事をノートに取ったりします。3時には起きて、おやつを食べ、その後はお迎えを待ちながら遊びます。

  • 水遊びをする子どもたち その1
  • 水遊びをする子どもたち その2

 
-保育園の年間行事スケジュールを教えてください。

保育園により行事内容は多少異なります。

4月は入園式があり、他にも全クラス保育懇談会や全体会(父母の会、後援会)を行っています。5月は全園で親子遠足を開催し、6月は5歳児の保育参観・参加や懇談会、7月はお泊まり保育を行っています。8月はお盆の特別保育を行っています。

9月になると、祖父母向けの参観日を設けています。10月は運動会や3歳児の保育参観・参加を行います。11月はバザーを開催し、12月はクリスマス会があります。

年が明けても4歳児と5歳児の保育参観・参加があり、懇談会も行って、3月に卒園式を迎えます。 年間を通して、各クラスでは保育参加(保育に直接参加していただく)を行っています。

 
-保護者からの相談内容を教えてください。

障がいを持っている子どもを健常児と関わらせたいと考えている保護者の方がいます。これはわらしべ保育園でも、なんとか叶えたいと思い、環境を作っていきたいと思っています。

 
-手続きについて教えてください。

入園にあたっては、公立・私立関係なく、在住の市区町村役場で行うことになります。保育園を利用したい保護者のほとんどは、日中は働いていると思いますが、基本的には電話や郵送での申込みは受け付けていませんので、最低1回は市区町村役場に行く必要があります。市区町村役場での手続きになりますので、提出書類が多いです。自治体によって申込み期限が決まっていますので、確認した方が良いと思います。

4月入所の申込みは11月にはじまります。あくまで傾向ですが、4月の申込みの希望が通りやすく、年度後半になるにしたがって入園しにくくなり、また、昨今は低年齢のうちから入園させる保護者が増えてきていますので、低年齢の入園は大変だと思います。

一時預かりや延長保育については、申し込んですぐに利用できるのではなく、保育園によっては体制的に運営が困難になっている可能性もありますので、希望する保育園にお問い合わせをした方が良いと思います。

  • _MG_7100わらしべ保育園の中の様子1
  • わらしべ保育園の中の様子2
  • わらしべ保育園の中の様子3
  • わらしべ保育園の中の様子4

 
-わらしべ保育園の特徴を教えてください。

幼稚園は保護者会が学期に1回あり、先生と保護者がお話できますが、保育園はそういった条件がありません。そのため、わらしべ保育園では保育参観・参加を行っています。この保育参観・参加は、子どもの様子をただ見てもらうだけではなく、一緒に保育に参加してもらうものです。本を読んだり、おむつを替えたり、また、お昼ごはんも一緒に食べてもらいます。この保育参観・参加を通じて、子どもが保育園でどのように過ごしているのかが分かります。保育士の仕事の大変さを保護者も知って感謝されることが多く、先生と保護者の交流も深まるようになりました。

わらしべ保育園では、1年間で子どもたちがどういう体験をしてどう育ってきたかを「あゆみ」という冊子を出して保護者に伝えています。毎年出会う子どもが違い、取り組みも毎年違っていて、その年に先生が重点的に行ったことなどを、写真もたくさん載せてまとめています。保護者からの感想も書いてもらっていますが、全クラスのことが書かれていますので、子どもたちがどのように変わっていくのかを知ってもらえるようになりました。

・とても分かりやすく、説明にあわせて写真も多くあってすごく読みやすかったです。先生たちに感謝です。

・1年間で起こったケガの理由なども、明日は我が身と気が引き締まる思いでした。給食の写真は白黒でも分かるぐらい色とりどりで、私も食べたくなりました。子どもたちが喜んで食べるのも納得です。年度末の忙しい時期に、これだけ読み応えのあるものを作ってくれてありがとうございます。

といったような感想をいただいています。

保育園は単に子どもを預かるだけではなく、保護者自身もどのように成長させていくのか、また、保育園のことをどれだけ公開できるのかが大事だと思います。保護者と保育園、そして子どもと一緒に、いろいろなことを考えていく場を作ることが必要だと思っています。

子ども時代を豊かにすごすことが、将来の生きる土台をつくると考えています。生活の土台となる生活習慣を育てることやあそびやことば、表現や身体づくりなどは子ども同士のつながりと、保育士の持っている専門性(文化的要素)がそれぞれ絡み合って保育・教育が繰り広げられていきます。人と人の関係が希薄になっている時代にあって、そのつながりをどう育てるかも大切なことです。

日々、子どもたちを支えて奮闘している保育士の役割は大変大きいものです。わらしべ保育園は埼玉県から「多様な働き方実践企業」としてゴールド認定証をいただきましたが、保育現場の第一線で活躍している保育士(わらしべ保育園では男性保育士もいますが)が働く環境を整えることも大切な柱になっています。

 

基本情報


社会福祉法人いなほ会 わらしべ保育園

施設名:社会福祉法人いなほ会 わらしべ保育園

所在地:〒338-0832 埼玉県さいたま市桜区西堀5-5-3

電話番号:048-862-3123

FAX番号:048-862-3975

ホームページ

子育てナビ